ご挨拶

大正13年(1924年)創業の田川産業は原料石の窯から最終製品に至るまでの一貫した製造設備を持ち、日本が唯一自給可能な石灰資源の応用と漆喰の技術開発をコアテクノロジーとして革新的な製品を送り出しています。

漆喰はもともと環境に負荷のない石灰に海藻や植物繊維などの自然素材を複合したエコな材料であり、建築に施工することで調湿・消臭・抗菌そして不燃性という優れた特性を発揮します。

そのためシックハウス症候群の原因となるVOCを吸着して室内空気質の改善をし、衛生環境も整えてくれます。

当社はこの漆喰の有用性への信念を柱とし、環境への負荷低減に配慮しながら、住環境への様々な提案を通じて健康福祉に貢献して参ります。

代表取締役社長行平 史門

会社概要

会社名
田川産業株式会社
代表者
行平 史門
所在地
〒826-0041 福岡県田川市大字弓削田1924番地(MAP )
連絡先
創業
1924年(大正13年)
資本金
10,000,000円
業種
製造業
取引銀行
  • 福岡銀行(後藤寺支店)
  • 佐賀銀行(西新町支店)
  • 商工組合中央金庫(福岡支店)
保有施設
工場敷地:40,000㎡ 建物等:8,000㎡
機械設備
  • 石灰焼成用土中窯2基
  • 生石灰消化設備2基
  • 混合(混錬)機5基
  • 真空高圧成形機1基
主要機器
  • 蛍光X線分析装置
  • 赤外分光装置
  • 粒子径分布測定装置
  • 走査型電子顕微鏡
  • キセノンランプ式促進耐候性試験機
  • 万能試験機
  • 偏光顕微鏡
  • 分光色差計
  • 恒温恒湿器
  • インクジェットプリンタ装置
  • B型粘度計
  • 小型撹拌機
  • 小型分散機
  • 恒温器
  • 膜厚計
  • 光沢計
  • 赤外線水分計
従業員数
30名
特許・登録
  • ASプラスター:特許番号第216389号
  • 城かべボンド:特許番号第1002101号
  • 高級城かべ:特許番号第1171409号
  • 肥料登録:福岡県第2251号
  • 商標登録:第534800号
  • 漆喰の成型体製造技術
  • 調湿建材製造技術関連 他

事業内容

漆喰部門

  • [取扱製品] 城かべシリーズ、壁公望シリーズ、Limore、MILIME、Sclean

文化財修復部門

  • [営業内容] 旧壁材成分分析、プロジェクト専用漆喰製造

Limix部門

  • [取扱製品] 規格品プレーンタイル、規格品デザインタイル、特注デザインタイル対応

B2C部門

  • [取扱製品] Nuri2 CIRQUAシリーズ

大豆塗料部門

  • [取扱製品] 路面表示塗料

ファインセラミックス部門

  • [営業内容] 各種ファインセラミックス受託製造

OEM製造部門

  • [営業内容] 特注漆喰対応、特注塗り壁材対応

受託分析部門

  • [営業内容] 各種分析業務受託、建材コンサルティング業務

海外プロジェクト部門

  • [営業内容] 破壊ガレキのアップサイクルによるLimixブロック製造プロジェクト(ウクライナ)、震災ガレキのアップサイクルによるLimixタイル製造プロジェクト(トルコ)

環境への取り組み

当社は、世界の大手企業が相次いで取得している欧米発の環境認証『C2C(Cradle to Cradle:ゆりかごからゆりかごへ)』を、日本企業としていち早く取得しております。取得製品分野は当社の主力製品である漆喰から、新素材のしっくいセラミック「Limix」に至るまで4製品分野にわたります。

調湿効果のある日本の伝統的な壁面仕上材である漆喰は、製造・処分時の環境破壊が少ないうえに、漆喰の大部分を構成するカルシウムが生物環境・地球環境の中で絶えず循環していることも、Cradle to Cradleの理念に沿った素材です。

また、新素材の「Limix」は、原料構成が自然素材のみによる点、焼成を必要としない製造工程により製造時のCO2抑制が図れる点、光触媒を利用してクリーンエネルギーによる空気質浄化がなされる点など、本製品が環境に与える負荷が極めてすくないことが評価されました。

C2C認証取得製品
  • 漆喰製品群
  • Limix
  • Lumie cube
  • ecopo
CRADLE TO CRADLE(C2C)認証
「C2C」は、従来の製品サイクル「生産→使用→廃棄」の「ゆりかごから墓場まで」という概念から「廃棄」をなくし、「生産→使用→生産」という持続可能性や完全リサイクルを目標に掲げた「ゆりかごからゆりかごへ」という新しい環境基準。ドイツの科学者マイケル・ブラウンガート氏(独環境保護促進機関EPEA創始者)とアメリカの建築家ウィリアム・マクドノー氏が提唱し、両氏が設立したMBDC(マクドノー・ブラウンガート・デザイン化学)が認証を行なっています。
C2C認証審査
「廃棄」の概念をなくすことをもとに、環境に配慮した製品を開発する企業が成し遂げたことに対して与えられます。製品認証では、製品の原料構成、原料の再利用率、製造過程でのエネルギー量、使用水量、および企業倫理が審査されます。